よくある悩み

◎よく泣く、母乳不足?
    
よく泣く赤ちゃんっています。おむつが汚れてるわけでもなく、お腹が空いたわけでもないのに、ぐずぐず・・・。
でも、お母さんとしてはあまり泣くと「おっぱいが足りないのでは?」と不安になると思います。
特に生後2~3ヶ月までの赤ちゃんは口に触れたものを吸うという反射があるので、例え空腹でなくても口元におっぱいやミルクを持っていけば吸い付きます。
なのでお母さんはますます「やっぱり足りない!?」とますます不安になるわけです。
おっぱいが足りているかどうかはおしっこの量でわかります。
布おむつで1日に6~7枚濡れていれば足りているはず。(夏はもう少し少なくても大丈夫!)
おしっこも十分出ていても泣くようだったら、おむつの汚れ、暑くないか、寒くないか、布団が重すぎないかなど
チェックしてみてください。
以外と暑かったり、布団が重かったり、原因があると思いますよ。


◎授乳間隔が開かない、定まらない

授乳間隔についてですが、開かないというのはやっぱり足りない?と思ってしまうお母さんが多いと思います。
足りているかどうかは上でも書いたように授乳間隔で判断せずにおむつの濡れで判断してください。
赤ちゃんはお腹が空いたときだけおっぱいを飲むわけではありません。
寂しいとき、眠いとき、のどが渇いたとき、などなど。
泣いて訴えることしか出来ない赤ちゃんは欲求の度に泣きます。
その度に飲ませたのでいいと思います。
おそらく生まれて2ヶ月くらいまでは1~2時間しか開かないと言う人も多いと思います。
が、それを苦痛に思わなければあげていいのです。
無理に間隔をあけずに欲しがるたびに飲ませてあげていいと思います。
定まらないことに関しても同じことが言えると思います。

◎授乳の回数が少ない

上と反対にあまり欲しがらない赤ちゃんもいると思います。
2ヶ月くらいまでは起こして飲ませた方がいいかもしれないですが、(あまり授乳回数が少ないと出が悪くなることもあり得るので)
それ以降はしっかりおむつが濡れていれば無理に飲ませる必要はないと思います。

◎赤ちゃんの体重の増えが少ない・多い

体重の増えですが、これで悩むお母さんも多いと思います。が、これってすごく個人差があります。
赤ちゃんの胃腸の消化吸収力はその子によっていろいろ。
よく飲むのにあまり増えない子もいればあまり飲まないのにまるまるとしている子もいます。
病気で増えることが出来ないのであれば心配ですが元気で少ないのはあまり気にすることはないと思います。
反対に多すぎるのも悩みですよね。
でも、母乳の飲み過ぎの肥満はありません。
問題は抱っこがきついことくらいです。
体重は気にせず飲ませてあげていいと思いますよ。

◎乳首が切れた、傷が出来た、痛い

乳首を痛めるの方は意外と多いようです。
原因は
飲ませるときの姿勢が悪い・乳首の先だけをくわえて飲ませている
赤ちゃんに乳首を噛まれる
授乳の前に清浄綿で乳首を拭いている
などが考えられます。

授乳時の姿勢についてですが赤ちゃんは乳首をひねった状態で飲んでないでしょうか。
赤ちゃんのからだとお母さんの身体がきちんとみきあう向き合うようにして飲ませてください。
また、赤ちゃんが乳首の先だけを吸っていると傷つきやすくなります。
必ず乳輪部分まで含んでいるか確認してください。
乳首を噛まれるのは赤ちゃんの歯が生えてきた頃におっぱいを噛む赤ちゃんがいます。
おもしろがってか、味が気に入らないのかはわかりませんが
とりあえず噛んだらオーバーに「痛いっ!おっぱいかんだらだめよ!」と痛がって見せておっぱいをしまってしまいましょう。
赤ちゃんに何となく「噛んだらもらえなくなるんだ」というのが伝わると思います。
一度ではやめないと思いますが噛むたびにしていればわかってくれると思います。
また、噛みそうなのがわかったらおっぱいを離してしまうのもいいとおもいます。
赤ちゃんの口の横に指を入れると空気が入ってすっとはずせます。
清浄綿ですがこれは出産した病院で指導されるることが多いと思いますが
使用しない方がいいとおもいます。
乳輪、乳首の表面には保護のために分泌物がでています。
その分泌物には自浄作用があって清潔に保たれています。
清浄綿を使うとその、分泌物をふき取ってしまい傷が付きやすくなるのです。
同じことで入浴時に乳首を石鹸で洗うのもよくありません。
汚れが気になればお湯で洗っただけで十分きれいになります。
もし傷が出来てしまったら、授乳の後は乳首に母乳を薄く塗り、を乾かしてしまいましょう。
痛みに耐えられなくて授乳できないときはニップシールドと言う保護機を使って授乳を続けた方がいいと思います。
あと、冷凍ガーゼを授乳前に乳首に当てると痛みが和らいだと言う人もいますのでお試し下さい。冷凍ガーゼの作り方

◎おっぱいが張らなくなった(出が悪くなったような気がする)

産後すぐのおっぱいはぱんぱんに張って痛かった、という方が多いと思います。
それが産後2ヶ月くらい経つと張らなくなります。
というのはおっぱいの分泌が「赤ちゃんが吸えば出る」と言うふうに変わってくるからです。
「張らない」=「出てない」と思われがちですが実際は違います。
赤ちゃんの口の動きを見ているとおっぱいを吸わせはじめてすぐは「ちゅくちゅくちゅく」という早い動きですが
しばらくしておっぱいがわいてくると「ごっくんごっくん」とゆっくりした動きになります。
この「ごっくんごっくん」と言うときは飲んでいるのです。
また、自分で搾ってみたらあまり搾れなかった、と言う場合ですが
おっぱいというのは「赤ちゃんが吸う」刺激で分泌されるのです。
だから赤ちゃんに吸わせるのと搾乳ではおかあさんのホルモンへの影響は全然違ってくるので分泌量も少なくなるのです。
張らない、搾乳しても搾れない、搾れない、どちらも母乳不足ではありません。




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